狸寝入り

ぐるりの人たち

久しぶりに利用者さん宅で涙が出るほど大笑いしました《*≧∀≦》

90歳越えのおばあちゃん。

たまに朝起こしても、寝たフリで起きず。

息子は仕事があるので起きてもらわないと困る。

「クソババァ、また狸寝入りしやがって…」

と、毒づきながら息子は仏壇へ。

仏壇に置いてある鈴(りん:チーンと鳴らすアレ)を持ち、おばあちゃんの枕元へ。

<ちぃ~ん…>

正座をし、手を合わせ、粛々と読経を始めると、ばぁちゃん大慌てで起き上がり

「まだ死んでねぇ!!!!」 … 起床完了

これをマジでやる息子さん、最高。

早い時間に訪問したら、ドリフのコントのように目の前で粛々と繰り広げられた。

「いやぁ、前はよくやったな。最近は元気ねぇから手加減してやってるけど。な?クソババァ?」

おばぁちゃんは突如難聴となり、聞こえていないふり開始。

これまた徹底した名演技。往年の大女優。

愛情溢れる、幸せな空間に居られたことに感謝もひとしお。

軽く10分は笑いが止まらず、ひっくり返ってました。

書いている人
訪問看護師/ぐるりの人々

訪問看護師として長年、いろんな人の暮らしの中に「おじゃま」してきました。
人が生きて暮らしている場所で出会った人たち。

強烈な人。
笑える人。
かっこいい人。
考えさせられる人。

そんな「ぐるりの人々」を、思い出すままに書いています。
その中には、気がつけば自分も自分の家族も入っていました。

だからこのブログは、医療の話というより「人の話」。
人間のたくましさも、面白さも、悲しさも。

少し笑えて、たまに胸に残る。
そんな話がどこかの誰かに届いたらうれしいです。

「ぐるり」という言葉は、昔おじゃましていた関西出身の利用者さんがよく使っていました。

「そんなんしたら、ぐるりが心配するんとちゃう?」
「ぐるりに迷惑かけたらうるさいからなぁ」

そんなふうに使っていました。

標準語にすると「周囲」みたいな意味ですが、
人だけでなく、空気や流れ(ペットまで)みたいなものも含んだ
やわらかい言葉。

私はこの言葉が好きで、ブログの名前に使わせてもらいました。

ブログ内で使用しているカエル(ぐるケロ)の絵は、作中にも何度か登場する我が家の娘が描いたものです。彼女は現在、イラストレーターとして日々頑張っています。

よかったら、ぐるりをのぞいていってください。

※物語はすべて私の体験を描いていますが、登場する人物の個人が特定されないよう、設定や状況を一部変更しています。

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